精度と"おいしい取り組み"を兼ね備えたダイカスト金型メーカー3選 >>
アイジーエヴァース株式会社(旧:稲垣鉄工株式会社)は、大手自動車部品メーカー向けの金型製造を手掛けている業者です。充実した設備と環境を整えており、顧客からの多彩なニーズに対応。超精密切削加工を得意とし、ミクロンレベルの高精度・高品質の金型製造を実現しています。
アイジーエヴァース株式会社では1960年の創業以来、50年以上に渡って自動車部品の金型を製造しています。アイジーエヴァース株式会社が手掛けるのは、自動車部品のなかでも特に高品質・高精度を求められるトランスミッションやエンジン、ブレーキシステムなどといった自動車の基幹部品の生産に使用される金型です。
取引している企業のなかにはトヨタや日野自動車などの名前があり、大手自動車メーカーの重要部品に使われる金型の製造を任せられていることからアイジーエヴァース株式会社の技術力の高さが伺えます。
アイジーエヴァース株式会社のコアテクノロジーとなるのが「精密切削加工」です。ミクロンやサブミクロンレベルに対応可能な金型を製作できるように、温度管理された恒温環境の工場に多くの設備を導入。刈谷市にある本社工場と大津崎工場で90台以上もの工作機械が配置されています。
なかでも、2008年から導入した高精度同時5軸マシニングセンタには、4台あるうちの1台にロボット式パレットチェンジャーを融合。従来の機械だと、高精度品を連続で自動加工しようとするとパレット交換時に加工原点がズレてしまう課題がありました。ロボット式パレットチェンジャーを融合させたことでズレの問題が解消され、深夜の無人運転も可能に。夜間・休日の稼働が大幅にアップしたことで、金型原価のコスト削減と生産性の向上を実現しています。
精度とコスト削減を両立できる!
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アイジーエヴァース株式会社では、設計・データ作成・組付までを自社で行なう一貫生産体制が構築されています。設計された3DデータをもとにCAD/CAMで加工データを作成する技術者には、製造現場を経験した人員を配置。材料や加工機による特性の違いを理解しているからこそ、高精度・高難度の金型加工のデータ作成を実現しています。
また、50年以上に渡る金型製作で蓄積された設計技術とアイディアを生かし、金型性能や寿命の向上、コストダウンなど顧客の多彩なニーズに合った提案ができるのもアイジーエヴァース株式会社の強みです。
アイジーエヴァース株式会社が製造する金型の数は、毎月約4,000点にものぼります。それだけの数の生産を叶えるために、アイジーエヴァース株式会社では独自の生産管理システムを導入。金型や試作開発部品の生産をデータベース化し、進捗・負荷・原価をリアルタイムで管理。また、生産管理システムにIoTを融合させ、加工機から収集したデータをもとに各機械の稼働状況を見える化することで、生産支援の強化につなげています。
アイジーエヴァース株式会社の製品導入事例はウェブ上に見つかりませんでした。
創業からこれまで自動車部品に使われる金型を製造してきたアイジーエヴァース株式会社。進化を続けている自動車業界のニーズに対応できるように、「技術を進化させ、常に今を超える」をモットーとした金型製造の実現に取り組んでいるとのこと。世界でも珍しい高精度同時5軸マシニングセンタとロボットの融合、IoTを取り入れた生産管理システムの構築など、新たなことに挑戦し続けている会社です。
会社名 | アイジーエヴァース株式会社(旧:稲垣鉄工株式会社) |
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拠点の所在地 | 本社工場(愛知県刈谷市小垣江町本郷下55-1) 大津崎工場(愛知県刈谷市小垣江町大津崎1-27) |
電話番号 | 0566-21-3287(代表) |
ダイカスト金型における使用設備 | 同時5軸マシニングセンタ、インテリジェント複合加工機、CNC旋盤、CNC平面研削盤、CNC円筒研削盤など |
主要取引先 | トヨタ自動車株式会社、愛知製鋼株式会社、株式会社デンソー、株式会社アイシン、株式会社ジェイテクト、株式会社オティックス、株式会社アドヴィックス、日野自動車株式会社、トヨタ自動車ノースアメリカ、トヨタ自動車九州株式会社、トヨタ自動車北海道株式会社、武蔵精密工業株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社、デンソー(テネシー)、アイシン・メタルテック株式会社、株式会社デンソーダイシン、浜名湖電装株式会社、万能工業株式会社、株式会社マキタ、株式会社デンソープレステック、株式会社アスデックス、株式会社YMD、株式会社栗本鐵工所など |
※「主要取引先」にはダイカスト金型に関する取引先以外の企業も含まれます。
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