精度と"おいしい取り組み"を兼ね備えたダイカスト金型メーカー3選 >>
ダイカスト金型に使用するエジェクタピンは、押し出しピンとも呼ばれています。ここではダイカスト金型におけるエジャクタピンの役割や種類を紹介します。
ダイカスト金型におけるエジェクタピンは、ダイカスト金型からダイカスト鋳造品を取り出すために用いられるピンです。
エジャクタピンはダイカストの生産性や品質、そしてコストに大きく関わっていますが、本来の性能を発揮するためには適した特性になっていることが求められます。
特に気を付けなくてはいけないのが、エジェクタピンの折損です。ダイカストを生産する最中にエジャクタピン折損すると、生産性や品質の低下を招き、コストアップにつながってしまいます。また、金型の短命化にも大きく関係するでしょう。
ダイカスト金型におけるエジェクタピンは、「強度があり靭性の高い材質」「耐久性が高く摩耗性や耐溶損性などが高い」「精度が高い」ものを選ぶことが大切です。この3つの条件を満たした製品を選ぶことで、ダイカスト金型におけるエジェクタピンが正しく役割を果たせます。
エジェクタピンには、さまざまな種類があります。その中でも一般的な3つのタイプを紹介します。
エジェクタピン選びのポイントは、上記で紹介したように「強度があり靭性の高い材質」「耐久性が高く摩耗性や耐溶損性などが高い」「精度が高い」の3つです。
より詳しくポイントを紹介します。
素材には、一般的にSKD61が採用されます。しかし実はSKD61以外にも材質の種類があり、中には強度が弱く靭性の低い素材もあるため、選ぶ際は強度があり靭性の高い材質であるかどうかを確かめましょう。SKD61であれば、強度も靭性も問題ありません。
耐久性を向上させるために、窒化処理されるのが一般的です。その際、窒化処理によって拡散層が薄くなる可能性があるでしょう。その場合、摩耗が早期で進んでしまう、折損するなどのトラブルを引き起こすため、注意が必要です。
エジェクタピンは、円筒度・真円度・面粗さなどを含めて精度の高いものを選ぶ必要があります。
高精度・高品質で金型の設計や他者製品の加工にも対応!
ダイカスト金型メーカーおすすめ3選をチェック