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ダイカスト金型の設計工程

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ダイカスト金型は4つの設計工程によって構成されています。すなわち、「構想設計」「基本設計」「製品設計」「鋳造法案設計」です。各工程で何が行われることや、効率化のポイントなどについて説明します。

構想設計

構想設計は、ダイカスト製品の製作プロセスのファーストステップです。クライアントの要求仕様に沿って、製品のコンセプトや全体像を明らかにするためのアウトラインを企画・設計します。

具体的な検討内容は、鋳物の機能・性能・形状・質量・コスト・納期・鋳造法などです。それぞれの要素において、仕様に適う手順や方法、予算、材料を決定していきます。各種の自動化ソリューションなど適切なシステムの導入が業務効率化のポイントです。

基本設計

基本設計は、構想設計で検討した内容をさらに具体的に詰めていく作業になります。鋳物の構造や主要形状、寸法、材質、鋳造法を具体化したり、予算を考慮しながら各要素が要求仕様を満たせるよう設計を行います。

基本設計における業務効率化のポイントは、3D CADソフトの導入です。一つ一つ手作業で作成する場合に比べ、複雑な形状の鋳物を製作する場合でも、早く効率よく確実に仕様に沿ったものを作成することができます。

製品設計

製品設計は、ダイカスト製品の品質を左右する重要な設計工程。この段階では寸法公差・肉厚・抜勾配・リブ・角R(丸み)といった鋳物形状の詳細について検討します。また、寸法基準や加工基準面、機械加工などへの対応についても設計。

確実に業務を遂行しながら効率化を実現するには、加工シミュレーションソフトや、解析シミュレーションソフト、3D図面ソリューションなど、ITやシステム活用による設計が有効です。適切なソフトやシステムの使用により、鋳造不良や欠陥の発生を防止できます。

方案設計

方案設計は鋳造設計とも呼ばれ、鋳造に関する設計を行う段階です。鋳型の上下方向、鋳型内での配置や型の様式といった「鋳造姿勢」の選択から、指向性凝固や押湯の位置・大きさなどを詰める「凝固条件」の決定、溶湯を適切に補充するための「湯口系」の設定などを行います。

方案設計は鋳造品の品質を左右する重要なプロセスです。適切な方案設計を行うことにより、欠陥や不具合のない高品質なダイカスト製品を鋳造することができます。

その他のダイカストに関する基礎知識

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